起業までの経緯1(ある本との出会い)
フリーランス時代(2007年から2012年)、起業に興味をもった私は毎日のように起業関係の本を読みに
本屋に出かけていました。
主に読んでいた本はシリコンバレーのハイテク企業の仕事のやり方(リーンスタートアップ等)だったり
スタートアップがどのように成長して世界的企業になったのかという類の本だったかと思います。
そういう本を読んでいたので自然と自分もいつか起業してハイテク企業の仲間入りをしたいと考えるようになりました。
今考えれば、ほぼ何もわかっていないのにいいアイデアがあれば周りから評価され広まっていくに違いないと
妄想だけの人間だったと思います。
そんな私でしたが起業関係の本を読んでいて「すごいな。うらやましい」と思う反面、「何かが違う気がする」と思っている自分がいました。
そしてその何かを気付かせてくれたのが「日本でいちばん大切にしたい会社」という本でした。
関単に当時の自分の違和感を表現すると
ハイテク企業:株主利益、会社を大きくすることが目的
- 売り上げを上げるために何でもするよ
- 従業員も死ぬほど働くし
- その分給料も高い
- 成功したら周りから称賛される
本で紹介されている会社:従業員、従業員の家族を一番に考える、幸せにすることが目的
- 一番重要なのは従業員と考える
- 知名度はない
- 非効率と思われることも顧客の為であればやる
- だけどきちんと売上をあげて顧客から感謝される
私がやりたいことは後者でした。
つまりCSV。 ボランティアではなく社会に貢献する活動をしてなおかつ企業としてきちんと利益をあげるということです。
社会的弱者をIT技術によって幸せにする企業をつくる。その日から私の考え方は180度変わりました。
ちなみに「日本でいちばん大切にしたい会社」は1~6巻まででてるようです。
個人的には2巻か3巻が好きです。
- 起業までの経緯1(ある本との出会い)
- 起業までの経緯2(コンサル企業時代)
- 起業までの経緯3(IT会社での社内起業-前半)
- 起業までの経緯4(IT中小企業での社内起業-後半)
- 起業までの経緯5(退職決意と起業決意)