swiMeの起業

30代ITエンジニアの退職から起業までの試行錯誤

起業までの経緯5(退職決意と起業決意)

ReMemory事業後

ReMemory事業後の私の仕事ですが
専任でReMemory事業をやりながらも現場プロジェクトを掛け持ちしていたので
ReMemoryから撤退した後も多少なりとも仕事はありました。
またチャンスがあれば新規事業をやってみたいと気持ちはありましたが
会社としては新規事業はやらないという結論が親会社のほうから通達されていたことで
私は何もできなくなりました。
そしてまたエンジニア派遣のルーティンワークをこなすことになるかと思うと気が重くなる日々の毎日でした。
そしてその時からかなりイライラしたり気が滅入ったりを繰り返していきます。
おそらく診断すれば誰かしらがなんとか症候群とか付けてくれるでしょうw
物や人にあたることはできない私は自分自身を痛めつけ始めました。
毎日大量に酒を飲んで限界まで食べる。そしてもどす。
これを数ヶ月続けたかと思います。(今はやめました)
あー 次の健康診断がこわいこわい。

ある本との出会い

こんな状態の私でしたが退職するかどうかはすぐに結論はでませんでした。
なぜなら辞めてどうするの?という問いに答えをだすことができなかったからです。
会社を辞めて別会社に転職したとしてもまた同じことを繰り返すだろうと内心思っていたからだと思います。
ただ幸いにしてそんな時に2つの本と出会い大きく意識が変わりました。
1つ目は潜在意識のコントロール
2つ目は感情のコントロール
の本です。

1つ目の本「潜在意識のコントロール」から学んだことは以下になります。
①自分の理想の状態を毎日強く願い続けること。そうすればそれが現実となる。
②お金を稼ぐことは悪ではないこと。

①は前から知っていましたが潜在意識と顕在意識の話につながります。
脳には自ら意識して使える顕在意識と無意識の潜在意識があるそうです。
割合で言うと潜在意識:顕在意識は9:1で構成され 9割を占める潜在意識は起きている間あまり使われていないそうです。
さらに潜在意識の処理速度は顕在意識より約8万倍の速さで活動するそうです。
ということは潜在意識を使えれば効率的により多くのことができるようになるということです。

では潜在意識を活動させるにはどうすればよいのでしょうか。
それはというと「明確な問い」を潜在意識に与えることです。
そうすることで寝ている間とかぼーっとしている間に潜在意識がその問いの答えを見つけてくれます。
私もしょっちゅうありますが例えば「この課題を解決する方法はなんだろう」と起きている時にずっと考えていたとします。
そして寝て次の日の朝、シャワーを浴びているときにパッと何かをひらめくことがあります。
これが潜在意識の力です。寝ている間にも潜在意識は活動することができるのです。しかもかなり高速で。

話を戻します。よく本に書いてある「理想の状態を毎日願い続ければそれが叶う」という点ですが
これは何もせずに潜在意識に「俺はお金持ちになる」と問いかければよいかというと
私はちょっと違うと思ってます。
潜在意識は理想の状態になるにはどうすればよいのかという質問に対しての答えを教えてくれるだけです。
それには適切なインプット情報が必要なのです。(何かをみたり経験したりすること)
そしてそれを使って潜在意識が答えを出してくれるということだと思っています。
AI(人工知能)が大量のデータを読み込ませて学習することで強固なAIが完成するのと似ているかもしれません。

 
②はそのままですが以前の私はお金に一切興味がありませんでした。
正しい事をしていればお金は自然にたまっていくものと考え、お金を稼ごうとする行為自体に嫌悪感を抱いていました。
ですが自分がやりたいと思う社会貢献にもお金が必要です。
実際、ReMemory事業の撤退理由のひとつにお金がないということが大きかったと思います。
お金があれば自分のやりたいと思う事に対して直線距離で進めばよいと思いますが
お金がないので進めません。ではどうすればよいかというと先ずはお金を稼ぐ事業をつくるということです。
そして稼いだお金を自分の理想の状態になるための事業に投資をする。
回り道のように見えて実は最短距離です。

以上を潜在意識のコントロールの本で学びました。

 

2つ目の本「感情のコントロール」から学んだことは以下になります。
①自分の周りで起きていることは全て自分のせい
②嫌な奴は自分が連れてきている

①これもずいぶん前に同じようなもの読んだことがあるのですが忘れてました。
私はかなりせっかちの性格なほうです。人が待ち時間に遅れたり、メールの返信が遅いとかなりイライラします。
そもそも相手に問題があると考えていました。
ただ相手にも非があることは客観的にみてもそうだと思いますがひとつだけ変えられることがあります。
人が待ち時間に遅れたり、メールの返信が遅いという事実は変わりません。(強制できません)
相手の性格も変えることはできません。
ただ自分の考え方を変える事でイライラしても抑えることはできます。
そんなことしたら余計にイライラすると思うかもしれません。
そういう時は1歩先の未来の自分を考えるようにしています。
ここでイライラして暴言をはいて仕事の生産性をおとす。そして人間関係を悪くしている自分
まいったなぁと気楽に考えて次の仕事にとりかかる。そして人間関係も良好な自分
どちらがよいかということです。

②これは自分がイライラしているとそれが周りに伝わり、周りもイライラしてしまうということです。
そして周りに人に対していつもイライラして気難しい。なんかあわない、嫌いという感情を持つことになり
衝突していく事になります。
ですが本当の原因は自分なのです。
自分がいつも笑顔で感謝のこころを忘れなければ自然に周りにもそういう人が集まってきます。
そう信じて行動するようにしています。(むずかしいですが・・・)
ただ私は聖者ではないのでイライラしてコントロールもできないことも出てくると思います。
例えばよくある電車の中でわざとぶつかってくる人間
自分に非は全くありません
以前はイライラを引きづりましたが最近はこう考えるようになり大分収まりました。
これはロールプレイングゲームだ。
最初はスライムのような弱いモンスターがでてくる(今回で言うぶつかってくる人間)
そしてそれを倒す(自分をコントロールする)
また強いモンスターがでてくる(そうとうむかつく人間)
そしてそれを倒す(自分をコントロールする)
これを繰り返していく経験値がたまり強くなっていく
そして最後にはボスを倒してなりたい自分になる

以上を感情のコントロールの本で学びました。

起業の決意

もう迷いはなくなりました。すぐに行動し2018年一杯で退職することを社長に伝えました。
以前のように勢いだけでなんとかなるだろうというのではなく
論理的に考えた上での結論です。

そして以前より考えていた
「社会的弱者をIT技術によって幸せにする」ことをミッションとするIT企業をつくることを決めました。
もちろん従業員の幸せも考えています。
ポイントは便利にするではなく幸せにするという事だと思っています。

社名(屋号)はswiMe(スイミー)にしようと思っています。
参照 swiMeとは

しばらくは稼ぐことを始点にして行動すると思いますがミッションは変わりません。
私は2019年1月に起業することにしました!